XC90

ボルボ初の本格SUVであるXC90は2003年5月にデビュー。
ボルボの50年に及ぶエステート造りのノウハウに加え、最新の安全・環境技術が凝縮されている。
外観スタイルは柔軟性と力強さを備えるのが特徴。室内は広々としたスペースと上質な素材が注目される。7人乗りの3列シートは多彩なシートアレンジが可能で、2列目シートは3分割可倒式を採用。
2005年7月には最上級モデルとしてV型8気筒4.4リッターエンジンを搭載するV8 TEを追加した。4WDシステムは発進時のレスポンスに優れる世界初プレチャージ式電子制御AWDを採用し、XC90全車に採用。2006年モデルから5人乗り仕様も設定され、エントリーグレードにウッドパネルが採用された。
2006年10月には搭載エンジンを変更する大幅なマイナーチェンジが行われ、新開発の直列6気筒3.2リッターエンジンが搭載された。179kW/320Nmのパワー&トルクを発生し、6速ATと組み合わされる。同時に内装の仕様向上や装備の充実化が図られている。安全面では横転事故発生のリスクを抑えるRSCをはじめ、全7席に装備されたプリテンショナー付き3点式シートベルト、3列全シート左右側面をカバーする頭部側面吸収エアバッグなど最高レベルの安全を実現した。
2008年9月からの09年モデルではシート機能の充実化が図られた。2009年7月からの10年モデルではV8エンジンを廃止。前年まで特別仕様車とされていた直列6気筒3.2リッター車にさらに充実装備を施して設定した。2010年7月からの11年モデルでは3.2リッターエンジンの動力性能と燃費を向上させた。またV8エンジンが限定車のRデザインに搭載されて復活した。
主要緒元・仕様
モデル |
3.2 SE AWD |
V8 R-DESIGN |
エンジンタイプ |
B6324 |
B8444 |
駆動方式 |
電子制御AWDシステム |
|
エンジン種類 |
DOHC水冷直列6気筒横置き・24バルブ |
DOHC水冷V型8気筒横置き・32バルブ |
総排気量 |
3,192 cc |
4,413 cc |
最高出力(EEC) |
179kW〔243ps〕/6,400rpm[DIN] |
232kW〔315ps〕/5,850rpm[DIN] |
最大トルク(EEC) |
320Nm〔32.6kgm〕/3,200rpm[DIN] |
440Nm〔44.9kgm〕/3,900rpm[DIN] |
タンク容量 |
80リットル |
|
車両重量 |
2,150kg |
2,210kg |
全長 |
4,810mm |
|
全幅 |
1,935mm
|
|
全高 |
1,780mm |
|
定員 |
5名 |
|
最小回転半径 |
6.3m |
6.4m |
ステアリング・ホイール・ポジション |
右 |
|
価格 |
¥6,390,000 |
¥7,390,000 |
主要オプション装備一覧
SIPS(側面衝撃吸収システム)
SIPSは側面からの衝突で負傷するリスクを軽減するために開発された、ボルボ独自の安全技術です。このシステムはSIPS構造とデュアルプレッシャー式SIPSバッグ、エクステンデッド・インフレータブルカーテンによって構成されます。強度の異なるグレードの鋼材を適材適所に配置することで、衝突エネルギーを効果的に吸収分散します。窓側に座るすべての乗員のためのインフレータブルカーテン(IC)とデュアルプレッシャー式SIPSバッグが連携して保護性能を高めています。リアシートでは、60mm延長されたインフレータブル・カーテン(※日本仕様ではファミリーパッケージに設定)と、新しいフォースリミッター付きインテグレーテッド・チャイルド・クッション(2段階調整式)がお子様を保護します。
強化構造のキャビン
高強度スチールで強化されている軽量かつ頑丈で安全なキャビンは、ドライバーや同乗者に最高水準の安全性を提供します。衝突時には、フロントとリアのクランブルゾーン(衝撃吸収ゾーン)が変形して衝撃を分散し、ドライバーや同乗者への衝撃を低減します。側面衝突時には、側面衝撃吸収システム(SIPS)がボディ全体に衝撃を分散し、ドライバーや同乗者の損傷を防ぎます。
シティ・セーフティー
標準装備として世界初となるシティ・セーフティは、主に渋滞時や交差点で発生する低速時の追突を未然に回避、もしくは追突ダメージを軽減させる新機能です。時速4-30kmまでで作動し、6m以内にいる前方車両の状態を監視。差し迫った追突の危険性を感知すると、ドライバーのブレーキ操作にすばやく対応できるよう、ブレーキ準備態勢に入ります。さらに、ドライバーがブレーキを踏まない場合には、自動的にブレーキをかけるとともにアクセルを切ります。両車間の相対走行速度差が15km未満の場合、追突を未然に回避し、両車間の相対走行速度差が15-30kmでは、追突のダメージを軽減します。
運転席/助手席8ウェイパワーシート
運転席およびドアミラーの位置を個別の最適なポジションに設定して、その設定を記憶しておくことができます。集中ロック用リモコンを使用すると、シートおよびミラーは毎回、記憶してあるポジションに自動的に調整されます。シート・ポジションおよびドアミラーは3種類の設定をメモリーシステムに記憶しておくことができ、その設定は各集中ロック用リモコンと連動しています。各リモコンが使用されたときの最後の状態は記憶され、次に使用するときそれぞれに対応する設定が呼び出されます。助手席シートの設定も自動的にセット / リセットが行われます。
ハイパフォーマンス・オーディオシステム
これは非常に多機能のシステムです。各スピーカーにはパワフルなマグネットと大型コイルが使われています。アンプとの組み合わせによって、このシステムは優れた再生機能とハイパワーによって最高のサウンドを提供します。 ハイパフォーマンス・オーディオシステムの装備内容は以下のとおりです。 • RDSラジオ • MP3 / WMA対応CDプレーヤー • フロント・センターアームレストのAUX入力端子とUSBポート • 40Wx4アンプ • ハイパフォーマンス・スピーカー(8個) オプション:ステアリングホイール内蔵リモコン、内蔵6連奏CDチェンジャー、リアシートオーディオコンソール、デジタルオーディオ放送(DAB)、260Wサブウーハー
6段変速のギアトロニック・トランスミッション
ギアトロニックでは2種類のモードを最大限に楽しむことができます。6段変速オートマチック・モードに入れた状態ではシフトチェンジに気を取られることなく、イージーな走行が可能。また、レバーを軽く押してマニュアル・モードにするとドライバー自身がギアを選択することができます。マニュアル変速モードでは、例えば曲がり角やカーブ等で低速ギアを維持しエンジンブレーキを活用するといったような走行が可能になります。ギアトロニック・オートマチック・トランスミッションは、悪条件の道路を重い荷物を積んで低速で走行する場合にも最適です。さらに独立機能のウィンターモードをオンにすると、滑りやすい路面でも容易に走行できます。
DSTC(ダイナミック・スタビリティ、トラクションコントロール)
尻振りやスピン、横転などを防止するDSTCなどのスタビリティコントロール技術は、過去10年間における最も重要な安全面の進化であると評されています。DSTCの中核を担うセンサーは車両の方向とロール率を記録します。システムがそれをステアリングホイールの動きや車輪の実際の回転と比較します。DSTCはスリップしそうになると感知し、エンジン出力を低減させたり1輪または複数の車輪にブレーキをかけたりして対処しやすくします。XC90はさらにロール率センサーを装備しており、車両に大きな横力がかかる積極的なドライビングを行う際の安定性も高くなっています。
アクティブ・キャビン・フィルター
クリーンな空気は、快適な室内環境の必須条件です。センサーが、車内に入ってくる空気に一酸化炭素や地上レベル・オゾン、窒素酸化物が含まれていないかどうかを絶えず監視。必要に応じて、外気をシャットアウトするためエアベントを一時閉じます。さらに、高性能な活性炭フィルターは、有害なガスや不快な匂いが車内に侵入するのを防止します。これにより、渋滞やトンネルの中を走行する際も、外の空気より、室内の方がクリーンな空気環境をつくり出します。
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