C70

ボルボC70は1997年に初代モデルが日本市場に導入され、2006年12月から2代目モデルの予約注文の受付が始まった。3分割タイプのリトラクタブルハードトップを採用することで、クーペの静粛性や快適性とオープンカーの爽快感を1台のクルマに両立させたのが特徴。
クーペにしたときのスタイリッシュなデザインも特筆され、インテリアはフリーフローティング・センタースタックを採用するなど、スカンジナビア感覚が随所に表現されている。
ルーフの開閉操作はボタンひとつでOKで、30秒ほどでクーペからオープンカーへと変身できる。フロント回りにボルボのアイデンティティーを表現するが、生産はオープンカーに豊富なノウハウを持つピニンファリーナと共同で行われる。
カブリオレモデルとしては世界で初めてインフレータブルカーテンエアバッグを採用するなど、高い安全性を確保したのはボルボならでは。
搭載エンジンはコンパクトな設計の直列5気筒2.5リッターのインタークーラー付きターボ仕様で、マニュアル操作が可能な5速ATが組み合わされる。駆動方式はFFのみの設定で、全車右ハンドル車となる。2010年3月のマイナーチェンジでは、フロント回りのデザインを一新し、内装にも手を加えるなどの変更を行ったほか、バリエーションを整理して搭載エンジンをターボ仕様のみに絞った。
主要緒元・仕様
モデル |
T5 GT |
エンジンタイプ |
B5254(ターボ付) |
駆動方式 |
前輪駆動 |
エンジン種類 |
DOHC水冷直列5気筒横置きターボ |
総排気量 |
2,521 cc |
最高出力(EEC) |
169kw(230ps)/5,000rpm[DIN] |
最大トルク(EEC) |
320Nm(32.6kgm)/
1,500-5,000rpm[DIN] |
タンク容量 |
62リットル |
車両重量 |
1,730kg |
全長 |
4,615mm |
全幅 |
1,835mm
|
全高 |
1,405mm |
定員 |
4名 |
最小回転半径 |
5.5m |
ステアリング・ホイール・ポジション |
右 |
価格 |
¥5,490,000 |
主要オプション装備一覧
フルオートマチック電動リトラクタブル・ハードトップ
ボルボ独自の電動3分割リトラクタブル・ハードトップです。クルマの停車中にセンターコンソール内のボタンを押すと、3分割のハードトップが30秒以内に開きます。天候が良くない場合には、もう一度ボタンを押すことで、ルーフを元の位置に戻すことができます。スチール製の3分割リトラクタブル・ハードトップは、ボタン1つでスポーティーなコンバーチブルをエレガントなクーペに変身させるだけでなく、最上級のカバーが使用され、積層断熱構造を採用し、ヒーターの付いたリアウインドー用ガラスと連動して、静かで心地良い居住空間を生み出します。3分割リトラクタブル・ハードトップの安全性は、ソフトトップ・コンバーチブルよりも高まっています。
SIPS(側面衝撃吸収システム)
SIPSは側面からの衝突で負傷するリスクを軽減するために開発された、ボルボ独自の安全技術です。このシステムはSIPS構造とデュアルプレッシャー式SIPSバッグ、エクステンデッド・インフレータブルカーテンによって構成されます。強度の異なるグレードの鋼材を適材適所に配置することで、衝突エネルギーを効果的に吸収分散します。窓側に座るすべての乗員のためのインフレータブルカーテン(IC)とデュアルプレッシャー式SIPSバッグが連携して保護性能を高めています。リアシートでは、60mm延長されたインフレータブル・カーテン(※日本仕様ではファミリーパッケージに設定)と、新しいフォースリミッター付きインテグレーテッド・チャイルド・クッション(2段階調整式)がお子様を保護します。
強化構造のキャビン
高強度スチールで強化されている軽量かつ頑丈で安全なキャビンは、ドライバーや同乗者に最高水準の安全性を提供します。衝突時には、フロントとリアのクランブルゾーン(衝撃吸収ゾーン)が変形して衝撃を分散し、ドライバーや同乗者への衝撃を低減します。側面衝突時には、側面衝撃吸収システム(SIPS)がボディ全体に衝撃を分散し、ドライバーや同乗者の損傷を防ぎます。
デュアル・キセノンヘッドライト
ヘッドライトは複数のリフレクターを組み合わせ、あらゆる条件下で効果的な照明を供給します。従来のハロゲンヘッドライトに比べ、デュアル・キセノンヘッドライトは視界を約230%拡大しています。これにより、従来よりも45メートル手前からブレーキをかけることが可能となります。ヘッドライトは自動調整式になっており、急加速時でも制動時でも積載物の状況により路面に対する正しい照射角度を維持します。
パーキングアシスト
フロント:約15km以下の速度で前進および後退時に作動します。確認音は、フロントオーディオスピーカーから発信します。対象物との距離が約80cm以内になると確認音の発信を始め、さらに近づくと確認音の間隔が短くなります。対象物が約30cm以内になると、確認音は一定のトーンに変わります。 リア:リバースギアにシフトすると作動します。確認音は、リアオーディオスピーカーから発信します。対象物との距離が約150cm以内になると確認音の発信を始め、更に近づくと確認音の間隔が短くなります。対象物が30cm以内になると確認音は一定のトーンになります。
ハイパフォーマンス・オーディオシステム
これは非常に多機能のシステムです。各スピーカーにはパワフルなマグネットと大型コイルが使われています。アンプとの組み合わせによって、このシステムは優れた再生機能とハイパワーによって最高のサウンドを提供します。 ハイパフォーマンス・オーディオシステムの装備内容は以下のとおりです。 • RDSラジオ • MP3 / WMA対応CDプレーヤー • フロント・センターアームレストのAUX入力端子とUSBポート • 40Wx4アンプ • ハイパフォーマンス・スピーカー(8個) オプション:ステアリングホイール内蔵リモコン、内蔵6連奏CDチェンジャー、リアシートオーディオコンソール、デジタルオーディオ放送(DAB)、260Wサブウーハー
6段変速のギアトロニック・トランスミッション
ギアトロニックでは2種類のモードを最大限に楽しむことができます。6段変速オートマチック・モードに入れた状態ではシフトチェンジに気を取られることなく、イージーな走行が可能。また、レバーを軽く押してマニュアル・モードにするとドライバー自身がギアを選択することができます。マニュアル変速モードでは、例えば曲がり角やカーブ等で低速ギアを維持しエンジンブレーキを活用するといったような走行が可能になります。ギアトロニック・オートマチック・トランスミッションは、悪条件の道路を重い荷物を積んで低速で走行する場合にも最適です。さらに独立機能のウィンターモードをオンにすると、滑りやすい路面でも容易に走行できます。
DSTC(ダイナミック・スタビリティ、トラクションコントロール)
尻振りやスピン、横転などを防止するDSTCなどのスタビリティコントロール技術は、過去10年間における最も重要な安全面の進化であると評されています。DSTCの中核を担うセンサーは車両の方向とロール率を記録します。システムがそれをステアリングホイールの動きや車輪の実際の回転と比較します。DSTCはスリップしそうになると感知し、エンジン出力を低減させたり1輪または複数の車輪にブレーキをかけたりして対処しやすくします。さらにロール率センサーを装備しており、車両に大きな横力がかかる積極的なドライビングを行う際の安定性も高くなっています。
アクティブ・キャビン・フィルター
クリーンな空気は、快適な室内環境の必須条件です。センサーが、車内に入ってくる空気に一酸化炭素や地上レベル・オゾン、窒素酸化物が含まれていないかどうかを絶えず監視。必要に応じて、外気をシャットアウトするためエアベントを一時閉じます。さらに、高性能な活性炭フィルターは、有害なガスや不快な匂いが車内に侵入するのを防止します。これにより、渋滞やトンネルの中を走行する際も、外の空気より、室内の方がクリーンな空気環境をつくり出します。
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